約20年前位からネットオークションがものすごく流行り始めたのを覚えておられるでしょうか?
私はその頃、仕事を終えては車のパーツを磨いては出品、梱包に追われていたことを懐かしく思い出します。
因みにそのブームに乗って流行ったものをご存知でしょうか?
それは”コーティング剤”です。
それまではワックスが塗装保護剤の主役でしたが他分野からの流用でカーコーティングという新たなサービスが生まれました。
そう考えると、今の20くらいの子はもしかしてワックスについて触れる機会もそもそも無かったくらいなんですね。
「劣化しない」
「最高の艶と光沢」
「高硬度皮膜による圧倒的な耐久性」
それまでのワックスは「時代遅れの保護剤」と世間から忘れられた存在になってしまいました。
ネットは視覚的に多くの情報を載せる事が出来ますから、そのデータに衝撃を受けて購入した方も多かったのではないでしょうか。
正直、私もハマって色々試していた時期がありました。
ワンテンポ遅れてカー用品店もネットに負けじと老舗を含め、あらゆるコーティング剤の販売に力を入れるようになりました。
そしてマーケットが確立されたとみるや様々な自動車関連業で施工が始まりました。
メーカーの競争はさらに激しくなり、新製品は次々と投入され、あたかも当時発売され始めたiPhoneの様に新型が出るのが当たり前になりました。
実際、友人も数ヶ月前に出た商品が使い終わる前には”従来のコーティング剤”のレッテルが張られていておかしいと感じたのもうなずけます。
マーケットは大きく動いたのは広告に現れます。
毎度お馴染みの過大広告を乱立した結果、気付けば何百種類のコーティング剤が世に出回り、そして消えていきました。
その影響もあってか、車を買う時はコーティング込みの見積もりがMUSTな選択ではないのかと思うほど定着致しました。
しかし私の友人や特定の車好きや、業界人は既に大事な事に気づき始めていました。
*ボディコーティングの本当の効果
*メンテナンス性
*トラブルの質
*艶
*コーティング施工車両の現状、実情などです。
何も言わず皆さんに質問です。
コーティングは皆さん好きですか?
因みに私の答えは”天然WAX”を一度経験されてみませんか?” です。
??ワックス ?・・とお感じになられますか?
恐らくそうだと思います。
因みにINHABITANCEで使用しているWAXは皆さんのイメージしている市販品の缶に入っているワックスではありません。
そして知って欲しいのは入れ物でなく中身です。
使用しているオイル、製法、ロウの含有量、価格といったものがカー用品に置いてある市販品とは別物です。
天然WAXとは石油系溶剤や研磨剤が含まれていない純度が極めて高い天然のカルナバロウWAXのことを指します。
因みにネットでいわゆる普通の"ワックス"を調べますとデメリットとして
・耐久性が無く、すぐに剥がれる
・油膜の原因
・ワックスの塗り込みで傷が入る
・水垢が付きやすく取れない
・手間が掛かるなどが見つかると思います。
でもこのほとんどは天然WAXには当てはまりません。
なぜならこれらのほとんどが一般の石油系ワックスの評価に過ぎないからです。
私が考える天然waxのデメリットは、作業の手間と価格と言ったところでしょうか。
当然、全ての要望を満たし得る保護剤は人間の手では作れませんが、天然のカルナバロウが限りなく究極の保護剤であると感じています。
私はこれまで車の塗装、塗膜の美しさにいろんな角度で携わることが出来ました。
整備士としても関わりましたが、車の外装、そとみ(外見)について何がベストなのかという事に関して考える機会が多くありました。
気が遠くなる塗膜の磨き作業を重ねてようやく体が覚えて理解できたこと、染み付いていたモノは大きいと感じています。
仕事の特性上、出張洗車または整備などを行う業者は多くありません。
そして天然WAXとなると・・です。
もちろん前例が無いことは色々な壁が立ちはだかります。
でも私は一部の車好きの方に満足いただける仕事が出来ているので満足しています。
愛車を綺麗に大事にしたいと思われている貴方の車に本物の輝きと艶をお届け致します。
皆様との一期一会を楽しみにしております!
INHABITANCE 代表Maki
使っている工具の話(おまけ)
この工具は私が整備士時代の21か22歳ぐらいの時から使っている工具で買い足しながら御世話なっています。
パッと見は綺麗かもしれませんが、実はそうでも無く相当使い込んであります。。
でも道具を大事にする事、そして良くない工具はお客様の車を壊すか、自分が怪我をすることを教えてくれました。
もちろん値段は高いのですがそれ以上に何度も助けられてきた良き相棒です。
15年以上経ちましたが全く壊れる気配がありません。
傷は年々増えて行きますが、ボルトをナメてしまったとかの記憶は本当にありません。
一方、作業中のアクシデントが起きたときに手にしていたのは決まって借り物の工具か安物の工具でした。
一度車の下に潜ってた時にちょとした振動で安物ボックスレンチソケットが鼻に落ちてきて、二度と使わないと心に決めましたw
工具に限らず良い物に触れたり見たりする事は他にも良い事があります。
何が違うのか?どう素晴らしいのか?肌で感じて気付くようになります。
そしてやがて買うことと同じほどメンテナンスがとても大事な事を理解していきます。
『素晴らしいモノを長く』 これが一番ですね!